アレクサンドロス大王
ペルシア戦争の報復を大義名分とするアレクサンドロス大王(前356?前323年)の東方大遠征は前334年春に開始されました。
グラニコス河畔での勝利を皮切りに、つぎつぎと小アジア沿岸のギリシア人植民市を征服。
着実に東進をつづけるものの制海権はいまだアケメネス朝の側にあり、つねに背後の心配をしていなければならなかったのです。
しかし前333年11月、イッソスの戦いでダレイオス3世率いる大軍を相手に大勝利を収めます。
するとシリア沿岸のフェニキア人の都市があらかた帰順、海上の脅威は大幅に緩和されます。
頑強に籠城をつづけたシリア最大の港市ティロスも翌年7月には陥落。
東地中海の制海権を握ったことで後顧の憂いがなくなったばかりか補給経路も万全にすることができました。